昨日は「全力」期間ですので、生徒それぞれがテスト範囲のワークなどの見直しを主にしていました。
その最中に、ある生徒が数学の問題を3問教えてほしいということで、1問教えて、その教えた問題を自分で復習している最中に、他の生徒の違う質問に答えていました。
その対応が終わった後、再び残りの2問を説明しようとしたら、「改めて考えたら解けました。」とのこと。
1問目で私が説明したのは、数学で問題文を読んでわからなくなったら、とにかく問題文に書いてあることを具体化すること、nが1の場合、2の場合、3の場合と代入して、3つの間で成り立つ関係を見つけて、それが後の数字の場合でも成り立つかどうか調べてみる、ということを実際の問題で説明しました。
残り2問も後から考えれば、問題文の字面をただ目で追っていただけで、問題文の理解が足らなかったのでしょう。
今度は理解しようという気持ちで問題文に再度、取り組んだところ、2問とも解けたということでした。
もともと理解していないので、問題が解けないということもありますが、このように解けないと思い込む気持ちが理解力にブレーキをかけている場合も多くあります。
これを克服するために、本人の中で自分で考えたら解けた!という成功体験をこれから数多く積んでほしいです。