「なんで浮き輪をつかまんの、
いつもそばに投げてんのに…、
シンドないんかなぁ。」
ある生徒の数学を学習しているときの出来事。
今まで途中式を書くように何度も言っていのに
メンドくさいからという理由で書かない。
結果、ほとんど間違えている。
こんなことを何回も繰り返しているのは、
自分が海でおぼれているのに、
こちらが投げた浮き輪(アドバイス)を
わざわざつかまず(聞く耳を持たず)に
苦しんでいるのと同じようなもの…
しばらくして、今度は途中式をきちんと書いて
解答したら全問正解するようになった。
人にはそれぞれ何らかのこだわりがあるとは
思いますが、他人のアドバイスを
いちど素直に受け入れてやってみると
案外すぐに問題が解決するいい例だと思います。